次世代への橋渡し-重巡洋艦 青葉
こんにちは、lesoaです。今回は前に紹介した夕張のもっと前の作品となります。
今回紹介するのは重巡洋艦 青葉!!!
作ったのは2019年2月頃です。艦船レゴオフ4に参加した後ですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=VYxfqqZ1yOI
↑YouTubeはこちらから。マツダ式のやり方について載せてあります。
第一次ソロモンとかでもバリバリ活躍していたり、この世界の片隅ににも出演していたりと何かと知名度はありそう(多分ミリオタの中だけ)
そもそも重巡洋艦とは、排水量(船の重さ)を10000トン以下、砲の口径を8インチ(20.3cm)以下の船を重巡洋艦と定めたワシントン条約の中で作られた艦種です。
この厳しい条約の中で火力と防御の取捨選択をどうするかを迫られた日本とアメリカで設計思想が大きく異なっていきます。
ざっくり言うと、日本は比較的細長めの船体になるべく多くの武器を置いて、最悪一つの砲塔が損傷してもまだ残っている多くの砲塔で殴り返せる!という考え方だったり。
アメリカは対照的に、魚雷を捨ててコンパクトな船体に砲門数の多い砲塔を配置して門数は対等にしつつ、防御する範囲を狭めてタフな船を優先してたり。
ともかく涙ぐましい努力を続けていました。両国とも終盤あたりは違反しまくってますけど。
これは日本の船なのですが、改古鷹型なのでもうちょっと重武装になるには妙高型まで待たないといけません。ただし、魚雷に関しては普通に駆逐艦並みに強力です。巡洋艦とは?
とまあ、変な感じで作られた船なんだなと分かった所でレゴ解説行きます。
まず大きく変えたのは作り方に関してです。マツダ式と呼ばれることが多く、方眼紙をポッチに見立てて図面を引き、それを見ながら作っていく、という方法です。
これのおかげで実在した船の形を綺麗に作ることが本当に楽になりました。先人に感謝感激雨嵐。
正直トントン拍子で建造できちゃったので、作ってる途中の写真はこれくらいしかありませんでした。許して下さい、なんでもしまかぜ。
この作品はもう解体しちゃったので、本当に写真が無い。申し訳ない…
艦首の構造の写真が残ってたのでとりあえず載せときます。
ここが大きな進歩で、この頃になってから船体と艦首を別々に組み始めました。構造が大変複雑になるのが難点ですが、クオリティはやっぱりこっちの方が滑らかなんですよね。
特に艦首はよく見られる所なので、なるべく丁寧に作りたいです。
主砲です。他の方のに比べて大きめですが、造形とシンプルさを優先したいのでこのままです。砲塔は回るし砲身の可動域も広いので、船に表情を持たせやすいです。
二番砲塔の砲身を天高く上げたまま終戦を迎えた青葉の写真も迫力がありますよね。こういうのを見ると個人的にはスケールよりも砲身稼働を優先させたいかな。
お次はマスト・単装高角砲あたり。
今までのマストよりかはだいぶんクオリティを上げました。マストって自分の思ったよりも作品の見栄えに影響するので、ここも手間をかけた方がいいかな〜と思いながら作ってます。
高角砲はなんかあるパーツで適当に。
艦尾。魚雷発射管は写真がなかったです。ごめんなさい。確か後部マストの下の所にグリルパーツを使って再現していたと思います。
悪くない見た目ですが乾舷が高めなのが残念。
前回紹介した夕張とのショット。夕張とは第一次ソロモン対戦で共闘していたので、関係性はあるっちゃあります。
同じ巡洋艦でも軽巡洋艦と重巡洋艦とではサイズが一回り大きいですね。
↑青葉比較。日巡特有のキツいフレアとダブルカーブドバウがたまらない。
この前にも陽炎、龍驤と使っていて、ぶっちゃけ再現艦としては微妙だったのですが、今回は図面を確認しながら丁寧に組んだおかげでかなりいい感じになったなと…
これがきっかけで今後の再現艦もクオリティが上がっていってますし、自分の中で一つの転換期の船だったのは間違いないと思います。
それと解体前に今年の艦船レゴオフ5にも展示させて頂けたので本当に作った甲斐があった船でした!
この数ヶ月後にLyonさんの超ディテールの青葉が出てきたのはびっくりしましたが……