戦艦 キングジョージ5世
こんにちは、Lesoaです。
以前にベローナは紹介してましたが、肝心の本命はサボって更新してなかったんですね。今気付いた。
戦艦キングジョージ5世、通称KGVです。1/300の作例がそこそこ多く英戦の中では1番人気かもしれない。元ネタ解説も飛ばしたかったらどうぞ。
【概要】
ワシントン海軍軍縮条約とロンドン海軍軍縮会議により15年間の新規建造が禁止された海軍休日も終わりを迎えつつある中、1935年に第二回ロンドン軍縮会議が開催された。
第二回ロンドン軍縮会議で英国は戦艦の建造の際、基準排水量35,000t、主砲14インチ(35.6cm)以下とする案を提示したため、本級も当初の15インチから14インチに変更せざるを得ない状況となった。これは燻っていた日本との交渉も説得出来ると考えた結果だったが、日本は結局脱退してしまい、主砲を16インチ以下まで緩和する事などを盛り込んだエスカレータ条項が発動される事になる。
元からアメリカは当初日本が脱退する事を見越して新造艦を14インチから16インチに換装出来るよう対策していたが、英国は既に主砲の製造も終わっていたため完全に手遅れとなってしまった。悲しいね。
(因みに脱退した日本は16インチをゆうに超えるYAMATOを作っていた)
性能は微妙としか言い表せないものの、第二次世界大戦が開戦して早期に同型艦を5隻も揃えられ、至る所の海に駆けつける事が出来たと考えると功績は大きい…まあ大きいんじゃないかな(曖昧)
まあ1隻は日本が沈めちゃったけど…
【レゴ】
さて、レゴに戻るとして。
▲同型艦の写真なので細部は違いますが、パッと見結構な似てるんじゃなーい?あと、大型艦で船体から構造物まで全部灰色なのもなんか味気無いので改造後の姿で再現しました。
今見てると艦尾辺りがあまりスマートじゃないのでいつか組み替えたいなあとも思ってます。
伊吹、祥鳳に続いて三隻目のマツダ式横組み融合船体。やっぱり大型艦には合いますね。
▲艦首。
緩やかなシアーだったので1プレート底上げしてみました。レゴのしなりと0.5プレートのズレで溶け込めるかなあと思ったんですが、隙間が思ったよりも多くて失敗というか、妥協してしまった部分ですネ。
▲主砲。
何度も試作を繰り返した最大の難関です。4連装主砲の再現めちゃくちゃ難しかった。中にPFでも仕込んで砲塔旋回とかも一時期考えたけど意欲が湧かなくてやめました。だってあれめちゃくちゃ面倒臭いんだも〜ん。
▲元はこんな感じなんですが、今までのように丸棒ホルダーを使うと見た目が平凡になっちゃうなぁと。結局仰俯角のギミックを捨てて見た目に振りました。
▲艦橋〜第一煙突
S=1:300 戦艦 プリンス・オブ・ウェールズ 完成しました。初の1/300スケール艦船でしたが何とか形に出来て良かったです。 pic.twitter.com/4wI7224ala
— LEGO:m (@LEGOmMoc) February 29, 2020
艦橋あたりは先駆者様(レゴンさん、レゴムさん)の作品の影響をモロに受けてます。感謝感激雨嵐!!!正直作例とかが無いと作る気力すら起こらないんですよね(屑レゴラー並みの感想)。
副砲と高角砲はベローナと同じ13.3cm両用砲を使ってます。砲身が短いのが未だに納得いってない。どうしたものかなあ。あと改装後なので元々水上機の搭載スペースだったのが内火艇置き場に変わってたり、その辺も図面を見ながらやりくりしてました。
▲第二煙突〜第三砲塔
で、元々内火艇置き場だった跡にポンポン砲やらの機銃が配備されている訳ですが…KGVにポンポン砲とボフォースが両方載っている事に作っている時に気付いてめちゃくちゃ驚きました。しかもボフォースは片舷1基ずつとめっちゃ中途半端だし。これって口径は同じ40mmなので、一応弾とかは共通化されていたんですかね?
KGV、ポンポン砲やらボフォースからエリコンまで載ってて対空兵装の種類が無茶苦茶 これ意味あったん…?
— Lesoa (@Lesoa_design) August 10, 2021
後部マスト辺りは結構ぎゅうぎゅう詰めで作ってたのでボフォース砲もかなりギリギリの位置に押し込みました。ディテールも気持ち多めな感じで、中々個人的には好きなポイントです。
▲艦尾。
やっぱり納得行ってない。組み方があちこちで変わるので統一感がないというか…うーーーーーーーーーーん
艦首と艦尾にまだ課題はありますが、先駆者様の作品を踏襲しつつ自分なりの表現を組み込めた点では満足しています。ただ、まあ正直粗は探せば探すほどあるので、付けるとしたら80点位の出来かな…
という事でこの辺りでおわりもす!ばいばい!